2020/12/08 20:23




2020 12.




時間が過ぎるのが 年々早くなっている気がする。

そのメカニズム的な事は まったくもって知らないが、

おじいちゃんとかが 縁側や公園で 日向ぼっこしてる内に 1日が終わってしまうなんて話しは この"感覚"の集大成だろう。

僕も 早くそうなりたいなどと 思いを巡らせながら

これを書いている。


さて

エピソード1:main tainとは?を 読んでくれただろうか?

皆さまの大切で 価値のある時間を 有意義な物に変えられただろうか?

そうであると願いたい。



今回のテーマは"未知との遭遇"


スケールのどでかいタイトルだが 

僕にとって

その言葉以外に当てはまる言葉が見当たらなくらい 凄まじい出来事だった。


いつも "ヤバい事"ってのは 突然訪れる。

11〜12年くらい前だったか? 

確かそのくらいの時期。


当時 

僕はポータブルCDプレーヤーをいつも持ち歩いていた

中古屋で買ったCDを すぐ聴きたかったからだ。

サブスク時代の今となっては 考えられないような光景だ。


なけなしのお金で 情報量が極めて少ない"core"な物を買う。

当時の僕にとっては それが生活の一部だったのを覚えている。


"hip hop"だったら レコードじゃない?

と お思いの方も多いのではないだろうか?





そう

僕が出会った 最初の"未知"とは

"Japanese hard core"

俗に言う

ジャパコアだ。



アンダーグラウンドと言う言葉がバッチリ当てはまる

特殊な存在。

80年代後半から 今に至るまで続く

日本から 世界的に影響を与えている 音楽の1つだ。



話しを戻そう。


当時 いつもの様に 何の気なしに好きな洋楽のpunkを掘っていた時だった。


ジャパコアの情報はふわっと頭には入っていたが 中々手が出せる様な代物ではなかった。

情報や球数が少ないため 希少性が高く、値段も高い。


"それ"を手にした理由は 簡単。

ジャケ買いである。


「あっ…カッコいいなこれ」

そんな様な感じだった。

少々値段は張ったが興味本位で買ってみた。


大阪hard core punk

 nightmareのep集。




いつもの様に お店を出て CDをセットして 歩きだす。



今でもその瞬間を鮮明に覚えている。

渋谷の駅から タワレコ前を通過して 原宿へ向かう高架下に差し掛かかった時

それは起こった。 


強烈な 4発のバスドラが鳴り響いた直後に

「生きてる?生かされてる?」という なんとも気難しいフレーズ。


心の最も深い所から持ってきた様なシャウトで始まる

"under the dark sky"と言う 1曲だ。




マジで 頭の中が爆発した。

全部もってかれた。




バカみたいな言葉の使い方だが、この表現が1番正しいと思う。


それからの僕は 狂ったように ディグりまくり 情報を掴み ライブハウスに足繁く通った。

生活そのものがhardでcoreなものになった。


見る全てが新鮮で 

聞く事 全てが面白かったし

その人たちの生き方全てが 美しかった。


これが 僕にとって最初の未知との遭遇になる。




音楽や生き方はもちろんだが

その人たちが着る

"服"にも

かなりの影響を受けた。



その中でも特筆したいのが

バンドTシャツである。


世界各国 バンドの数だけ Tシャツがある。

そして好きなバンドのTシャツを着る行為そのものが、

主張であり その人のアイデンティティに直結する物に変わるのだ。


そして 

僕も 好きなバンドのTシャツを着ると 誇らしい気持ちになったし

少しだけ強くなれたような気がした。



そんな1枚が作りたくて

burning hoodieを作った。


色々 燃やしてほしい

どんな困難が起こったとしても。

決して 火を絶やすな

どうやら道は 続いているらしい…








次回 

未知との遭遇 後編!

今のmain tainに直結する 

"天才"との出会い。


乞うご期待!!





今日の1曲


nightmare /under the dark sky


https://youtu.be/KUx2H6Uq0jE